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【2026年問題】ATOKが値上げでプレミアムのみになるのでGoogle日本語入力へ移行した手順と「0件インポート」の解決策

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長年ATOKを愛用してきましたが、来年(2026年)からのプラン改定を機に、Google日本語入力へ乗り換えることにしました。 スムーズに移行できるかと思いきや、辞書データの引越しで少しつまづいてしまったので、私が試してうまくいった解決策を備忘録として残しておきます。

同じように乗り換えを検討している方の参考になれば幸いです。

なぜATOKから乗り換えるのか

最大の理由は、ATOKの料金プラン改定です。

これまで月額330円で利用できた「ベーシック」プランなどが廃止され、2026年からは月額660円(年額7,920円)の「プレミアム」プランへ一本化されることが発表されました。

機能が向上するとはいえ、維持費が実質2倍になるのは個人利用としてはさすがに考えもの……。そこで、無料で使えるGoogle日本語入力(Gboard)への移行を決意しました。
ここ最近のAIの影響でかなり性能が上がっている印象なのとSimejiなどの中華アプリは安全性が不明瞭(安全だとしても使っているときの不信感が拭いきれない)なため、Google日本語入力としました。

環境・前提

ハマった現象

通常の移行手順自体はAIに聞けば最短を教えてくれるのでそこは大丈夫でしたが、ATOKから書き出した辞書ファイル(テキスト形式)を、MacGoogle日本語入力の「辞書ツール」に取り込もうとしたところ、以下のエラーが出てうまくいきませんでした。

  1. インポート自体は完了するものの、**「0語の単語を登録しました」**と表示され、中身が入らない。

  2. ファイルを選んだ瞬間に**「0行目にサポートされていないエンコードです」**といったエラーが出る。

ネットで調べると「文字コードUTF-8にする」「ヘッダー行を消す」といった情報が出てきますが、私の環境ではそれだけでは解決しませんでした。

原因の推測:形式の不一致?

色々と検証してみたところ、どうやら**「ファイル内の余計な情報」**がインポート失敗の原因になっているようでした。

Google日本語入力のインポート機能は、形式の判定が少し厳しい印象です。 ATOKから出力されたデータには、Google側が想定していない以下のような文字列が含まれていることがあります。

  • 品詞につく記号: 名詞*固有名詞$ など

  • 言語コード: JP-jp

  • ATOK専用のヘッダー: ファイル先頭の !!ATOK_TANGO...

これらが混ざっていると、Google日本語入力側がうまく解釈できず、結果としてインポート件数が0件になってしまうのではないかと推測しています。

私が成功した移行手順

あくまで私の環境での事例ですが、以下の手順でデータを整形(クレンジング)したところ、無事にすべての単語を移行できました。

1. ATOKから辞書を出力する

ATOKの辞書ユーティリティなどから、単語リストをテキストファイルとして書き出します。

2. テキストエディタ等でデータを整形する

出力したファイルをテキストエディタVS CodeやCotEditorなど)、あるいはExcelスプレッドシートで開き、中身を「Google日本語入力が読みやすい形式」に整えます。

① 品詞(3列目)の記号を削除する 品詞の後ろに *$ といった記号がついている場合、これらを削除してシンプルな品詞名にします。

  • 名詞*名詞

  • 固有名詞$固有名詞

② 不要な文字列 JP-jp 等を削除する もしデータ内に JP-jp といった言語コードが含まれていたら、これも削除しておきます。 基本的には「読み」「単語」「品詞」の3列だけのシンプルな構成にするのが良さそうです。

③ ヘッダー行(!!から始まる行)をすべて削除する ここが重要でした。ファイルの先頭にある !!ATOK_TANGO_TEXT... などで始まる行(ヘッダー)をすべて削除しました。

ATOK形式のヘッダーを残したままだと、インポート時に「ATOK形式」として認識させようとして、かえってエラーの原因になることがあるようです。 そこで、ヘッダーを削除して純粋な単語リストの状態にすることで、汎用的な形式として読み込ませる作戦です。

3. 「Google形式」としてインポートする

ファイルを整形して保存した後は、インポート時の設定にも少しコツがありました。

  1. MacのメニューバーからGoogle日本語入力の「辞書ツール」を開く。

  2. [管理] > [新規辞書にインポート] を選択。

  3. 整形したファイルを選択する。

  4. フォーマットの選択肢で「Google」を選ぶ。

※手順2でヘッダー(!!)を削除したため、ファイルの中身はGoogle標準の形式に近くなっています。そのため、ここでは「ATOK」ではなく「Google」形式として指定したところ、スムーズに読み込んでくれました。

まとめ

ATOKのプラン変更に伴い、これから移行作業をされる方も増えるかもしれません。 もしMacGoogle日本語入力への移行で「インポートできない」「0件になる」という現象に遭遇したら、文字コードだけでなく**「ファイルの中身」**もチェックしてみると解決するかもしれません。

  • 品詞についた記号や不要なコードを消す。

  • !!から始まるヘッダー行を削除する。

  • Google形式」として読み込む。

この方法で、今までの大切な辞書資産を無駄にせず移行できるかと思います。インフレ、値上げの多い昨今、それに乗じた改悪、海外ではEnshittification(エンシティフィケーション)が氾濫しています。そういった改悪に対してNoを突きつけるつもりで10年以上使っていたATOKを離れました。参考になれば幸いです。