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井上夢人『プラスティック』彼女の読書感想5

お世話になっております。イエロートマトです。

今回も彼女の読書感想を載せたいと思います。

本書は私も読みたかった作品です2024年発掘部門「超発掘本!」にも選ばれた作品です。ネタバレなどはありませんので、気になっていた方の興味がさらに高まれば幸いです。

 

こんにちは、今回は本屋大賞超発掘本にも選ばれた、井上夢人先生の『プラスティック』をご紹介したいと思います!
井上夢人先生は、私の「人におすすめしたい本」ランキング1位の『ラバー・ソウル』の著者でもあります。
いやぁ、『ラバー・ソウル』、良かったですよねぇ。
読んでなければ是非是非。

実はおすすめしたい本ランキング1位であるにも関わらず、私は井上夢人先生の『ラバー・ソウル』以外の作品を読んだことがありませんでした…。
今年は少しずつ集めて、岡嶋二人時代のものも読めたらなと思っています。

まずは内容紹介から↓

54個の文書ファイルが収められたフロッピイがある。冒頭の文書に記録されていたのは、出張中の夫の帰りを待つ間に奇妙な出来事に遭遇した主婦・向井洵子書きこんだ日記だった。その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線となる! 謎が謎を呼ぶ深遠な井上ワールドの傑作ミステリー。


ということで例の如く、実況スタイルで感想をお届けします。


まず、主人公の向井洵子が日記を書いてるところから始まります。
引っ越してきたばかりだから、ちょっと近所の散策をしようかな〜と思い、近くの図書館に行きます。
借りたい本を見つけて、貸し出しカウンターに向かうと「貸し出しカードは一人一枚しか発行できない」、「昨日発行しましたよね?」と言われます。
おや、そんなはずは…だって洵子は今日初めて図書館に来たのに…。
ん〜斬新な切り口ですね〜。
その斬新さに魅入られて、既に読んでいた本をすっ飛ばし一気に読み進めちゃいました!


そして読み終えて…。
ああああぁぁぁああぁぁぁぁっっっ!!!!
こういう!本が!!読みたかったんだよ!!!と。
可塑性…なるほどなるほど、と。
今読み終えて興奮で書いてますけど、これしか出てこないんですよほんと。
なんでもっと早く読まなかったんですかねぇ。
発掘本になってなかったら読んでなかったかもしれないんですよ。恐ろしい。
よかった。ありがとう。選んでくれてありがとう。
本ってこういう出会いがあるから最高にいいんですよね。
ラバー・ソウル』もそうですけど、もう大大大好きな本になりました。
自分とは何か、自分自身とは?深く考え込む内容でした。
ぜひこれはネタバレなしで読んでいただきたい。
本当に事前情報なしでサクサク読めちゃいます。

 

ということで今回は井上夢人先生の『プラスティック』をご紹介しました。
読み終えてすぐなのでテンション高めですが、やはり発掘本に選ばれるだけあって読む価値はある!!!
さっそく岡嶋二人時代の『99%の誘拐』も買っちゃいました!届くの楽しみ!
その時はまた感想を書きますのでお楽しみに〜🌟